114:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/19(日) 12:53:13.44 ID:L7rMXKsm0
こころ「美咲は美咲だし、あたしはあたしよ。花音だって花音だわ」
こころ「笑顔になればみーんな幸せってことは共通しているけど、でも、人はそれぞれの好みがあるって、前に美咲が言っていたわ」
こころ「それなのに『あなたはこうだ』って決めつけてしまうの? それが相手のことを『分かる』ってことなのかしら?」
こころ「もしかしたら美咲はお腹が痛いとか、そういうことで来れないだけかもしれないじゃない?」
花音「そ、それは……」
こころ「花音とはぐみと薫の気持ちは分かったわ。確かに気軽に会えなくなるのはちょっと寂しいかもしれないわね」
こころ「けど大丈夫よ! だって永遠に会えなくなる訳じゃないもの」
こころ「だから美咲だってそのうち顔を出すようになるわ!」
花音「……違う」
こころ「……?」
花音「違うよ、こころちゃん……それじゃ、誰も笑顔になれないよ……」
こころ「花音?」
花音「こころちゃんは何にも分かってないよ……私のことも、みんなのことも、何にも」
花音「こんなの……ハローハッピーワールドじゃないよ……」
花音「っ……」ガタッ
――ガチャ、バタン
はぐみ「あ、かのちゃん先輩!」
薫「花音……」
157Res/161.37 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20