【咲-saki-】京太郎「二年生になったわけだが」咲「うん」
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158: ◆gE0Dwp4zvc[saga]
2018/08/31(金) 01:06:51.94 ID:u6tKwQlG0





透華「ちょ、衣………」

衣「すまぬ。だが、これは言わねばならぬ。何よりも、あの日あの時、あの場にいた衣が言わねばならぬことだ」

一「………僕も、そう思う」

透華「は、はじめ」

一「僕も言うべきかと思ったけど、これは確かに、衣が言うべきことだよ」

池田「………言わないと、いけない事?」

衣「そうだ。あの日、その答えを衣に教えてくれた内の一人がこのような姿では、とても堪忍できぬ」

池田「答え?」

衣「そうだ。昨年の夏。あの場で、我らが清澄に敗れた時。――――あの日、その答えはお前たちが言外に教えてくれたはずだ」

池田「ッ」

衣「池田華菜。今、問おう」




衣「楽しいか?」




池田「………………………」

衣「答える必要はない。その答えにどう向き合うかは、池田次第だ」

透華「………ですわね。今得心がいきました。確かに、私たちでは口にしても衣ほどの重みはありません」

衣「なんにせよ、それを教えて貰えたからこそ、今、この場に『この衣』が立っているのだ」


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