14: ◆RDGcisPe7c
2018/08/11(土) 14:34:33.16 ID:WQl906+d0
咲耶「私はね、特別アイドルに思い入れがあったわけじゃない。ただ人を楽しませて、喜んで貰えるにはどうしたらいいかって考えてた時にアナタからの話を聞いて、それもいいかってぐらいの気持ちでアイドルになったんだよ」
P「そういやそんなふうに言ってたな。けど今はどうなんだ?」
咲耶「楽しいよ。皆の笑顔を見られるのはとてもやりがいがあるし、充実した時間を過ごせてる。それにいい仲間たちやアナタにも出会えたしね。だけどこれが本当に私のやりたい事だったのかと聞かれると、正直よくわからないんだ」
P「……」
咲耶「変な事言ってごめん。でも、恋鐘やアナタのようにまっすぐな人達を見ていると、なんだか少し僻んでしまってね。らしくないな、こんなのは」
P「いや。咲耶にだって悩む時間は必要だよ、気にする事はない」
咲耶「そう言って貰えると助かるよ、ありがとう」
P「難しく考えるなよ、今はアイドルが楽しいんならそれでいいじゃないか。やりたい事が無いなら探せばいいんだし、いつか咲耶が恋鐘以上にアイドルを好きで好きでたまらなくなる事だってあるかもしれないだろう」
咲耶「あるのかな、そんな事?」
P「そりゃあるさ。オレだって別に子供の頃からずっとプロデューサーに憧れてたわけじゃないよ、もっと他にやってみたい事も沢山あった。けど、今はもうこの仕事以外考えられないぐらい好きになってる。そういう事だってあるんだよ」
咲耶「そうか…なら、じっくり向き合って考えてみるよ。どのみちアイドルである以上、今を頑張らないといけない事に変わりはないしね」
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