12: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:25:32.83 ID:sNkWvj140
僕はゆっくりと目を逸らす。
出来るだけ困った表情でそれをした。
13: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:29:33.55 ID:sNkWvj140
お昼はいつも1人になれる場所を選ぶ。
人の出す音が苦手だから僕はそうしている。
14:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 19:34:47.07 ID:FDQho2Wz0
2
15: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:40:09.88 ID:sNkWvj140
コンクリートの感触が足から伝わる。
屋上へと続く扉を開けると、僕の目に青い空が浮かんだ。
16: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:48:04.28 ID:sNkWvj140
「おっと……先客か」
「!」バッ
17: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/07(火) 19:51:35.79 ID:sNkWvj140
「………」
「隣、良いか?」
18:名無しNIPPER[sage]
2018/08/07(火) 21:34:43.70 ID:9vL5eNxDO
2
19: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:20:21.50 ID:Ndy4wz0F0
唇の端をきゅっと締めて頷く。
彼はにっと笑って僕の隣に座った。
20: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:29:36.80 ID:Ndy4wz0F0
「こうやって生きてるとさ」
「……はい」
21: ◆yhsnRYweKL6n[saga]
2018/08/08(水) 22:41:20.16 ID:Ndy4wz0F0
「俺達は学生だ。閉鎖的な社会で暮らしてると思想が歪む時がある」
「気持ちの整理がつかない奴は、自分や他人を傷つける事だって――」
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