430:Falsemanの人[saga]
2018/08/26(日) 18:54:09.04 ID:deTDD6H40
昼過ぎ
退魔師「またサキュバスの力を使いましたね?今は人間なのですから使わないようにと言いませんでしたか?
(全く、可愛いんですからもっと女の子らしくすればいいのに……)」
前世とサキュバスの力がバレて一時期追われていた。今は説教される(95奇)
勇者「しつこいわねぇ。受肉してからは人間を搾り殺したりしてないのだから良いじゃない」
退魔師「良くありません。人間なのですから、人間らしく生きてくださいよ。その方が魅力的です」
勇者「(まったく。こんな失礼なこと言う男のどこにお姉ちゃんが気になったのか。まさか、退魔師のギリオッサンのとこに行って反省しろって事?)」
勇者「そうね。魔王を倒すのに楽してサキュバスの力を使ったのは軽率だったかもしれないわね」
退魔師「どう使ったのですか?」
勇者「魔王に悪夢を見せたのよ。とびっきりの美女達が魔王を縛り上げて既成事実を作られ、不本意な浮気をされられ、妻と娘に目撃される逆NTRからの修羅場をね」
勇者「何度も復活するから、精神を攻撃したのよ。あそこまで追い込めばそう簡単に復活できなくなると思ってね」
退魔師「仮にも勇者の名を冠しているのに、なんですかその勝ち方は……。頭痛くなってきました」
勇者「わかっているわよ。もう当分サキュバスの力は使わない。というより下手に使えないわよ。大切な家族のもとに帰っているのだから、それを壊すわけにはいかないじゃない」
退魔師「……わかっているのなら良いのです。ただそう言ったからには次は容赦しませんからね。形はどうあれ魔王に勝って帰ってきてくれましたので、今日の説教はナシにしてあげます。
お帰り、勇者」
勇者「ただいま、退魔師のおじちゃん」
退魔師「まだギリギリおじさんではありませんよ……」
勇者「この肉体から見れば十分おじちゃんよ」
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