289:Falsemanの人[saga]
2018/08/22(水) 12:12:44.64 ID:DuHGVsFCO
お見合い1日目・朝
勇者の手元には見合い相手の名が記された紙を見て、少し驚いていた。
魔法剣士
→兄弟子「まさか相手が君なんてね、勇者。まっ、御手柔らかに頼むよ」(31奇)
勇者「(お兄ちゃん)」
強くなるための一環で師匠の下で(一緒に)修行した仲である。実の(?)兄弟姉妹と仲が悪いわけではないが、勇者は自分の戦闘スタイルとほぼ同じである魔法剣士をお兄ちゃんと密かに呼んでいた
当然彼の目の前でその呼び方は一切口に出してないが
勇者「……」
兄弟子「まっ、やっぱり喋らないか。お師匠様は君の言いたいことをわかっていたらしいけど、このままでちゃんと見合いできるのか?」
勇者「……(シュン...」
兄弟子「喋りたくない訳じゃなくて、何を話せばいいか分からないからか?」
勇者「……うん」
兄弟子「そうだな…。
例えば勇者からなら、もし自分と結婚するなら○○であってほしいとか等の願いや相手の要望がなんなのかを確認するのはどうだ?」
勇者「……覚えておく。ありがとう」
勇者「(実践できるかわからない。でもありがとう。お兄ちゃん)」
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