241:Falsemanの人[saga]
2018/08/20(月) 00:07:40.62 ID:Tj1Pwrf40
ドラ姪「ち、違う!そんな筈は…!
叔母様達は恋しろと、愛するものを見つけろと、それで勇者を奨めてきただけなのに……!!」
姉「私もお母様達から聞いたことあるわ。たしかその伝説には、勇者2世の妻が愛を叫び竜を退け、勇者の父は愛を説いて竜を退けたと」
妹「お兄様!きっとその竜も愛が苦手なのですわ!」
ドラ姪「(もしや叔母様達の事がこんなことに……)」
勇者「愛、ですか。先程は失礼しました。では、誰か想い人はいますか?その方はヒト族ですか?」
ドラ姪「いや、そういうわけでは……」
勇者「では、僕が強い以外に何かあってここに来ましたか?」
ドラ姪「当然だ。だがそれは、叔母様達の期待に応えたいと思った一心で…」
勇者「なるほど。家族想いな方なのですね」
ドラ姪「そ、そんな。結果を出さなければ意味はない…」
勇者「そうでしょうか。僕はそういう家族を大事にする人が好きなのですがね」
姉「(な、なに。ちゃんとお見合いしてる?)」
妹「(横槍入れたいけど、きっとまた怒らせちゃう……)」
さらに数分後
ドラ姪「まったく。ロリなのに叔母様達は何をやっておられたんだか(ハハハッ」
勇者「ちょうど恋する乙女だったのならしょうがないでしょう。父は後悔してましたよ。もっと言葉を選ぶべきだったかと」
ドラ姪「で、結ばれると思うか?」
勇者「結ばれる前に手錠がかかりますよ?」
ドラ姪「そうだよなぁ。ちなみにお前なら受け止められるか?」
勇者「軽率な判断は自分どころか相手にも被害が及びますからね。ただ、話し相手や遊び相手からならできると思いますよ。
そこから恋して互いに愛が芽生えてなら、たとえ世界が敵になっても愛する者だけの勇者となって結ばれる所存です」
ドラ姪「く、くさっ!くさいぞ勇者!(ゲラゲラ」
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