23:Falsemanの人[saga]
2018/08/08(水) 22:55:18.85 ID:tPJ9JjOV0
勇者「(影武者は軽く気絶させて城に返した。お付きの部下たちにキッチリ説明したし、コッチは武器を出してないのでなんとか信用を得た。
それでもあとが怖いが……)」
<ドタドタ...
勇者「(ん?廊下からか?騒がしい足音がコッチに来てる?)」
扉<バァン!!
元魔王側近の魔物娘今は無職
→元側近「あなたのせいで失業しました…責任とって主婦にして下さい!」
勇者「断る」
元側近「なんでですかぁ!?」(6偶down)
勇者「そりゃだってお前、誰が好きで魔王の元側近を妻にするか。大体お前、本当なら倒されているか逮捕されてなきゃいけないポジだろ」
元側近「雇われていただけですよぉ!うえーん!」
勇者「(コイツたしか、俺達が城に乗り込んだときに魔王と俺達から逃げたんだっけか?)」
勇者「……悪いが雇うのは無理だ。大体お前、他の魔物から仕事もらえねえのかよ?元側近だったんだし、そこそこ強いだろ?」
元側近「もらってたらこんな事してないです!逆に魔王と一緒にいたせいで殆んどの企業から出禁されましたよぉー!!」
勇者「(だよなぁ…)」
勇者「……パス」
元側近「\ガーン!!/」
勇者「ただ、そこそこ実力のあるお前ならギルドで稼げるだろ。有名とこじゃなければ経歴チェックないし、普通の人間がお前を見て魔王の元側近とバレることも早々ないだろ」
元側近「うぅ……」
勇者「フード被って依頼受けな。依頼主に騙されても、たぶん大丈夫だろ」
元側近「……やっぱり主婦に」
勇者「他を当たれ。俺は責任云々だけで結婚相手をきめるつもりはねぇって言ってるんだよ。悪いが諦めな」
元側近「……(シュン」
勇者「(責任、か。それだけで結ばれて、肩身狭い思いしたままの余生は過ごしたくねぇなぁ。
魔物娘って点は……悪くない)」
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