16:Falsemanの人[saga]
2018/08/08(水) 02:08:15.90 ID:tPJ9JjOV0
2日目・朝
勇者「(次も同じパーティーメンバーからで、魔法使いか。
彼女の魔法は強力なものばかりだ。その上、いざってときの支援魔法には何度も助けられた)」
魔法使い「…………」
勇者「緊張しなくていいからな?」
魔法使い「…………(コクン」
勇者「(ただコイツは俺の前じゃほぼなんも喋らねぇ!詠唱も殆んど聞いたことがねぇ!)」
勇者「(まあでも意思の疎通はできているんだよなぁ……?)」
魔法使い「……隣、いい?」
勇者「あ、あぁ。構わねぇが?」
魔法使いは勇者と向かい側の席から、勇者のすぐ隣に座った
魔法使い「んっ……」
勇者「なぁ。一応聞くけど、話したいことはないのか?」
魔法使い「……なんで?(コテッ」
勇者「(……かわいい)」
勇者「一応お見合いだからな。互いのプライベートに近づいて結婚するかどうかを話し合いながら決める場だ。本来ならな」
勇者「けど、魔法使いが乗り気じゃないなら俺は無理に聞いたりはしない。
そもそも1日で決断できるほど、俺は賢くない」
魔法使い「……うん。勇者、賢くない」
勇者「ヲイ」
魔法使い「…………(ニギッ」
勇者「んっ?」
魔法使い「手、繋いでいたい。……ダメ?」
勇者「あ、あぁ。いいぞ?」
魔法使い「うん…………///」
勇者「(魔法使いが近い……///)」
勇者「お茶、おかわりするか?」
魔法使い「する…………///」
勇者「(可愛いなあ。こういう大人しくも可愛らしい子は大歓迎だ。にしても、魔法使いはほとんど自分から喋らない。なんとか自発的に喋らせたいな。
今度、デートに誘ってみるか?)」(31奇)
599Res/315.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20