巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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逆転の人
◆SxyAboWqdc
[saga]
2018/08/19(日) 13:42:56.37 ID:Pamd5qpF0
百田「……待てよ。セミラミスに居場所がわからないってことは逆説的に」
マザーモノクマ『キーボがいるのはカメラでは捉えられない死角だとしか考えられない、ということになるな』
春川「今更そんな場所がある?」
マザーモノクマ『ないことはない。ほぼすべてのカメラは建物に取り付けられた隠しカメラだ』
マザーモノクマ『自然、高いところから低いところを見下ろす俯瞰の状態が望ましい』
マザーモノクマ『ならば死角なぞいくらでもできよう。見下ろす者より更に頭上だ』
赤松「あ……! そうか。ありえるよ! 流れ星みたいなものを何度か見たことある!」
マザーモノクマ『モノクマか白銀のどちらかが許可を出せば、その死角すら完璧に潰すことのできる奥の手が使えるのだが……』
マザーモノクマ『残念だったな。そこまでやる必要はないと突っ撥ねられてしまった』
赤松「え。なにそれ」
春川「私たちのことを心配してたのかも。キーボの居場所がわかったらすぐ説得に行きそうな無鉄砲バカがここにいるし」
百田「誰がバカだ!」
赤松「……」
マザーモノクマ『それで? 貴様らはこれからどうする?』
百田「ん? ああ、俺たちは……巌窟王の見舞いにでも行くか。白銀は天海がどうにかしてるから心配してねーし」
百田「話は改めて聞きたいけどな」
春川「賛成。話なら天海が聞くだろうし、緊急性が高そうなのは巌窟王の方だよ」
春川「病院に戻ろう」
赤松「先に行ってて。私はちょっと……セミラミスさんに用があるから」
百田「そうか? なら俺たちも残るけど」
赤松「あはは。ごめん、二人きりにして」
春川「ん? ……うん。わかった。百田」
百田「おお……まあいいか。後で来いよ」スタスタ
赤松「……」
赤松「ありがと。私のこと黙っててくれて」
ブウンッ
セミラミス「くくく。いや、なに。あそこまで人を信じられる愚直さを眺めていたくなっただけのこと」クスクス
セミラミス「見ていたぞカエデ。汝が白銀になにをしたか……」
赤松「……」
セミラミス「好きにするといい。我はその様を見て笑うからな」
赤松「意地悪」
セミラミス「くっはははははは……」ケラケラ
セミラミス「それで、ピアノは?」
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