巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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571:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/09/30(月) 21:59:41.99 ID:BpqVKkO20
超高校級のピアニストの研究教室 外 廊下

最原「……ドビュッシーの……月の光だっけ」

最原(一度だけ赤松さんの研究教室からCDを借りて聞いたことがある。あのときと違うのは、彼女が直接的に弾いているところだろう)

最原(部屋の外には、アンジーさんが中をこっそり覗き込むように立っていた。僕に気付くと小さく手招きする)

アンジー「……帰ってきたみたいだねー。望み通りに、さ」

最原(中にはネコアルク。椅子に座ったセミラミスさん。ピアノを弾いている赤松さん)

最原(……セミラミスさんは、今にも消えてしまいそうに身体を明滅させている)

最原(でもこの部屋に満ちている空気は穏やかなものだ)

最原「……本当に怖いな、彼女。赤松さんのことだけは絶対に怒らせられないよ」

アンジー「迂闊に約束なんてできないよねー。地獄で血の池風呂浴びてても無理やり引っ張り出されそうだもん」

アンジー「でもアンジーは楓が楽しそうにしているの、見てるの好き」

アンジー「楓の若干空元気入った明るい声も嫌いじゃない」

アンジー「多分みんなそうだと思うなー」ニコニコ

最原「……うん。僕も好きだよ」

アンジー「転子にチクってやろー」ニヤァ

最原(ハメられた!)ガビーンッ

セミラミス「……」ボソッ

最原「あ」

最原(……ほぼ一瞬のことだった。セミラミスさんが演奏途中の赤松さんに何か声をかけて……)

赤松「!」

最原(ハッとなった赤松さんが顔を上げて、彼女のことを見て)

バキンッ

最原(……セミラミスさんは、跡形もなく消えてなくなった)

赤松「……」

赤松「……」グシッ

最原(……この部屋の電力はモノクマの修理の甲斐もなく、まだ復旧しきっていない。だから暗闇の中、赤松さんの影が辛うじて見える程度だ)

最原(だから顔を何度もこすっている、ということしかわからなかった)


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