巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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485:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/06/25(火) 18:49:10.43 ID:zbFUW5IL0
ナーサリー「……最近は気に入った人間には一途って面しか見ていなかったから忘れていたのだわ。この人、そういえば本質は毒婦だったわね」

ロムルス「気が済んだら仕事に戻るであろう」

白銀「……ん!?」

最原(傷一つなかった才囚学園の校舎が……元のボロボロの状態に戻っていく! 巨大ネコアルクオブジェも!)

アンジー「セミラミスー! 『彼』が仕込みのスイッチを入れるのはまだかって急かしてるよー」

セミラミス「少し待つように伝えろ! 一番大事なことをまだやっておらんからな!」ワクワク

赤松「一番大事なところ……? 何でワクワクしてるの? とても怖いんだけど!」

セミラミス「時間がない。すぐ済ませよう。貴様が死ぬ前にな」パチンッ

赤松「縁起の悪いことを言わないでっ……て、なにそれ?」

ロムルス&ナーサリー「……なあっ!?」ガビーンッ

聖杯「」キラキラキラキラキラ

セミラミス「見ての通りの聖杯だが?」

赤松「いや黄金のなんかコップっぽいものってことくらいしか私にはわからな……聖杯ィ!?」ガビーンッ

生徒一同「はああああああああああああっ!?!?」ガビビーンッ

ナーサリー「待って! セミラミス、あなたそんなものをどこから! まさかカルデアから盗んで……!」

セミラミス「バカな! 流石に我にも礼儀くらいはある! これは『さっき作ったもの』だ!」プンスカ

ナーサリー「礼儀は弁えてても常識をドブに捨てたような発言だわーーーっ!?」

赤松「作っ……は!? え!? なにそれ! 聖杯って材料なしで作れるほど気安いものだっけ!?」

セミラミス「いや。材料ならついさっきキーボが粉々にしたアレだぞ」

ロムルス「……そういうことか」

百田「どういうことだ!? 説明しろロムルス!」

ロムルス「世界を改変するようなオブジェクトの中心核には当然、凄まじい魔力があるだろう。それ単体で聖杯として成立しかねないほどの」

ロムルス「基本的に魔力を受け入れる器と、膨大な魔力があれば聖杯は作成可能だ」

セミラミス「魔力の方はあの白い樹から徴収した。さて、器の方は……あったであろう? 都合よくサーヴァントすら閉じ込めることのできる器が」

赤松「え?」

赤松「……あっ! マザーモノクマ!」

セミラミス「正解だ。巌窟王ではなくキーボが樹を破壊すると聞いたときは魔力を直前で掠め取れるかどうか肝を冷やしたものだが……!」

セミラミス「……我は女帝、セミラミス! 魔術も当然使える! クリアしてみせたぞ、この難行!」


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