巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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407:逆転の人  ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/04/21(日) 23:45:27.36 ID:MoM+A9fb0
巌窟王「わざわざギブアップ推奨のルールと、ギブアップしたら何が起こるかわからないシチュエーションを用意したくらいだ」

巌窟王「暗に『キーボを元に戻す方法がある』と答えたも同然だな」

茶柱「でも少し考えた程度でパッと出てくるような場所にはないでしょうね。あったら全員気付いてるでしょうし」

最原「目の前にあった。だから気付かなかったってこともあるよ」

王馬「心理の盲点ってヤツかな? それなら猶更、きっかけがないとわからないよね」

赤松「……!」

赤松(待てよ。確か、あのときセミラミスさんは……)

赤松「ん! んんん!」ジタバタ

天海「ん。どうしたんすか赤松さん……って、その状態じゃ喋れないじゃないっすか」

赤松「ん! ん!」チラッチラッ

天海「え? セミラミスさんに目配せしてるっすけど、どうしたんすか?」

天海「……あっ」




セミラミス『この常識外れのスピード……! 今まで出力を抑えていたな……』

セミラミス『は、ははっ。バケモノ……め……巌窟王のときですら本気でなかった……か』

赤松『もうやめてよキーボくん! 正気に戻って!』

セミラミス『よせ……! 新世界プログラムを破壊した今となっては、そんな叫びに何の意味もない』

赤松『え?』





天海「そうだ。ずっと気になってたことがあったんす。大した発言じゃなかったんすけど」

天海「何故か、あのときのセミラミスさんの言葉がずっと頭の端に引っかかって……!」


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