巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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331:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/02/17(日) 20:50:00.13 ID:6+wYRhwE0
最原「巌窟王さん。これしかなかったの?」

巌窟王「さて、な。もしかしたら貴様に相談すれば別の道もあったかもしれないが」

巌窟王「意味がないだろう? これでまったく問題が無いのだから」

夢野「んなわけあるかァッ! どう考えてもバッドエンドじゃろうがコレ! どうするんじゃこの空気!」

夢野「悲鳴から肉が裂ける音や骨が蝕まれる音やら何から何までトラウマモノなんじゃけど!」

巌窟王「最初から状況は詰んでいた。その中でもこれはかなりマシな方のノーマルエンドだ」

巌窟王「助け出したところでネコアルクが群がることは避けられない。赤松が止めればおそらく止まっただろうが……」

巌窟王「仮にそうしたところで入間の薬のせいで内臓からジワジワ死んでいくこともやはり避けられない」

東条「巌窟王さんには回復宝具があるでしょう?」

巌窟王「この後大仕事だ。そんなことに裂けるリソースはない」

百田「そ、そんなこと……だとォ……!?」

最原「百田くん落ち着いて。確かに心底ムカつくけど正論だ。ナーサリーさんを助けるだけでも相当無理してるんだよ」

巌窟王「いいか。この場合の真のバッドエンドとは、あのままモノクマにイシュタルが殺されていたことだ」

巌窟王「イシュタルほどの霊核、ネコアルクの管理外で消えたらセミラミスの計画がどうなっていたかわかったものではない」

巌窟王「……九割方大丈夫だったとは思うが」ボソッ

百田「聞こえてんだよこの野郎!」プンスカ

巌窟王「反面、ネコアルクが管理下に置けば都合のいいことだらけだ」

巌窟王「おそらくすべてが終わった後、イシュタルの霊基はカルデアへと無事に帰るだろう」

巌窟王「……BBのような念には念をの精神で来たわけではないから、俺たちには相当ピーキーな立ち回りが要求されるがな」

最原「巌窟王さんの進路にしろ、僕たちの進路にしろ、結局勝たなきゃすべて水の泡。全部犠牲になってパァだからね」

巌窟王「そういうことだ」

最原「……また余計なものを背負わされちゃったな……」


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