巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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293:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2019/01/18(金) 22:15:29.49 ID:YW4OcDFR0
最原「別視点から見てみよう。裏切る直前から、今に至るまで白銀さんにあった異常性とはなにか」

王馬「『仲間想い』でしょ」

最原「!」

赤松「……仲間……想い……?」

王馬「『分断』された後の白銀ちゃんのことは俺がよく知ってる。だからそこから先は俺が証言するよ」

王馬「その前に聞きたいなぁ。俺の評価、ちゃんと合ってた? こればかりは何も忘れてない最原ちゃんに訊ねるしかないんだけど」

百田「分断される前の白銀が、仲間想いだったかどうか、か? どうだ終一。王馬にしては割といい線行ってると思うぜ」

百田「気持ち悪いくらいのストレートだ……なんか裏あんのか?」

王馬「いや? ただ今の白銀ちゃんが可愛いなと思ってさぁ」

王馬「ちょっとずつ首を締め上げられるようでしょ?」ニヤァ

白銀「……こんなときだけ嘘を吐かないのってどうなの」

王馬「本気にするなよ。キミのことなんてさらさら興味ない」

白銀「!」カチンッ

春川「よしなよ。そいつの言葉に耳を貸すの」

春川「……最原」

最原「王馬くんが正解。ちょっと過激に言うなら白銀さんは『仲間』という言葉に雁字搦めにされてた」



最原『どうしてキミは夢野さんを殺したりしたの?』

白銀『えっ? 私が? 夢野さんを?』

白銀『……最原くん! 私が仲間を殺したりするわけないじゃん! 悲しいこと言わないでほしいなぁ?』ニコニコ



最原「新世界プログラムの中で行われた学級裁判。この一言がずっと気にかかってたんだ」

最原「だって本当に『夢野さんを殺してない』! この点に関して彼女は嘘を吐いてなかったんだから! それだけじゃない!」



白銀『……やめてよぉ! そんな顔で私を見ないで!』

白銀『だって……だって、仲間なんだよ! 私が夢野さんを殺すわけないじゃんッ!』



最原「この時点で殺されたはずだった夢野さんの名前とセットで、仲間だってことを繰り返してる」

最原「あのときは怖かった。でも今は気持ち悪いよ。だって裏切ってるはずなのに仲間アピールしてるんだよ?」


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