巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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269:爆死の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/12/28(金) 02:04:51.90 ID:sOAGTJjf0
天海「……忘れてた。こういう方向性の話では妙に過激派なんすよね、赤松さん」

百田「いや! いやいやいや! 過激なんてもんじゃねぇだろ! いくらなんでも一億人を殺すのはナシだろ! ナシナシ!」

春川「第一、仮に私たちの存在が全部嘘だったとして、そんな大惨事を起こした後で平気な顔して生きていくの、私たちには無理だよ」

春川「というか理屈が納得できない。なんで穴を開けた程度で外に大惨事が巻き起こるの?」

巌窟王「気圧差のようなものだな。この学園の『形而学上の存在すら逃さない完全な密室性』の賜物だ」

巌窟王「思い出せ。俺は二回程度この学園で死亡したが、アンジーの令呪で蘇生した」

巌窟王「普通ならああはいかない。あれが実現可能となったのは、ああなったとしても俺の魂がどこにも行かなかったからだ」

ナーサリー「この学園に送り込まれた魔術。呪い。女神たちの願い。祈り。セミラミスの作った聖杯。エトセトラエトセトラ」

ナーサリー「それらすべてがごちゃ混ぜになり、今にも破裂しそうになっているのがこの学園の現状なの」

最原「……気圧差……気圧差、か」

東条「外の世界の住人が一億人死ぬほどのエネルギー変動よ。渦中にいるのは他でもない、才囚学園にいる私たちだわ」

入間「あっ! そ、そうだよ! 一億人の中で真っ先に死ぬの、どう考えても俺様たちじゃねーか!」

巌窟王「俺がそうはさせない。死に体とは言え、サーヴァントだぞ。マスターとその縁者程度、守る程度ワケがない」

巌窟王「この進路で確実に死なない人間がいたとしたら……クハハハハ! まさに渦中のお前たち『だけ』ということだ!」

巌窟王「いや? 断ってもいいぞ。今はな。だが一考の価値はあると断言できる」

巌窟王「一人たりとも賛同者がいなければ、そこまでの案だと思っていたのだが……!」ニヤァァァ

赤松「……」

最原「赤松さん……」

赤松「……三時間以内に代案がなかったらこれでいいと思う」

最原「セミラミスさんの意思を曲げることになったとしても?」

赤松「まあ……後でこれ知られたら突っつかれるかもね。人差し指で何回も」

春川(想像するだけでウザい……)

赤松「そのときは謝るよ。ピアノの演奏もプレゼントしちゃう」

赤松「……約束果たせてないし。私は何が何でも死ぬわけにはいかないんだよ」


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