巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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205:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/11/09(金) 21:47:54.33 ID:69ScJGre0
数分後

春川「……これでおよそ私たちの持ってる情報すべてだと思うけど?」

最原「ありがとう。でも結局『キーボくんがセミラミスさんを浚って何をする気なのか』は聞いてないな」

春川「私たちもそれなりに、巌窟王から聞き出そうとはしたんだ。したんだよ。でもさ」

巌窟王「その必要はないぞ。学級裁判になれば自ずとわかることだ」

最原「あれ。巌窟王さん。調達はもういいの?」

巌窟王「一応探してはみたが、もう活動休止のネコアルクはいないようだ。どうやらオブジェ制作に関わったネコアルク以外は燃料切れにはなっていない」

巌窟王「それはさておいてセミラミスのことだろう? 詳細は俺にもわからないというのが正直なところだが……」

巌窟王「具体的にアイツがどうなるのかは『学級裁判が始まればわかる』という確信がある」

最原「え? それってどういう……」

最原「……」

最原「そうか。考えてみれば当たり前のことだったかも……」

天海「え? 何がわかったんすか?」

最原「僕たちにはもう失うようなものが残ってないってこと」

最原「極論、外に出ないっていう選択肢もあることにはあるんだ。真実が判明した今となっては」

最原(……最悪の場合の選択肢だけど)

最原「最後の学級裁判の開催を宣言したキーボくんが連れて行ったってことは、サーヴァントどうこうが目的なんじゃなくって……」



グニャアッ



最原「……っ!」グラッ

巌窟王「!」

最原(まずい。眠気がそろそろ限界だ……!)

天海「最原くん?」

最原「……中庭に行こうか。ちょっと歩きたい」

最原(歩いてどうにかなる眠気……じゃないな、これ。くそっ)


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