巌窟王「これは、嘘で世界を変える物語だ」 アンジー「あなたの名前は――」
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123:逆転の人 ◆SxyAboWqdc[saga]
2018/08/28(火) 20:58:55.24 ID:P4EaWRu60
白銀「本来であればこの世界が『フィクションである』ということは絶対に漏らさないって縛りがあったからね」

茶柱「はい? 今なんと?」

最原「ごめん茶柱さん。後で説明する」

白銀「だから事前に思い出しライトを浴びまくったり、脳を改造されまくったりする必要があったんだ」

白銀「いざみんなに追い詰められたときにスラスラと、そのときに応じた『最適な答え』を提示できるように」

白銀「気付かなかった? 思い出しライトで『植えつけられる記憶』の内容って、学園に来てからの私が決めてたんだよ?」

白銀「ストーリーはほとんど即興ってわけ」

茶柱「……え。あの。あの……なんかさっきから言ってることがまったくわからないんですが……わからないなりに凄く恐ろしいことを言ってるような?」

天海「薄々感づいてたんじゃないっすか? わからないフリをしてるだけっすよ、それ」

茶柱「……!」ガタガタ

最原「あのさ。二人してあまり茶柱さんをいじめないでくれるかな?」イラッ

天海「……悪かったっすよ。ただ茶化さずにはいられなくって」

天海「あまりにキツいじゃないっすか。こんなの」

白銀「どのくらいの時間だったのか、もうまったくわからないよ」

白銀「だって『人生何回分もの記憶』を一気に頭に叩き込まれたんだからさ。記憶が摩耗しても仕方ないよね?」

最原「……違う。そこも重要なところだけど、僕が聞きたかったことじゃない」

白銀「え?」

最原「元はコロシアイのゲームに巻き込まれただけの……僕たちと一緒の、被害者だったはずだ」

最原「それがなんで黒幕になって僕たちを苦しめようって気になったのか。それを僕は知りたいんだ」

白銀「……」


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