4: ◆V1gN/9sbLo
2018/08/06(月) 22:19:52.42 ID:seikrJsf0
美優「え……ちょ、ちょっと……え?」
美優「は……?」
――その場に立ち尽くす美優。やけに冷たい冷房が、彼女の焦燥をなんとか食い止めていた。
思わず腕に掛けていたバッグを落としてしまった。鈍い音がする。聞こえなかった。
彼女の耳には、音が届いていなかった。感覚さえも今では鈍い。視界が狭まる。舌が痺れる。埃の匂いが、鼻に染みついて抜けない。
美優「……え?」
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