94:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/07(火) 00:17:34.70 ID:pNg+A1G5o
マリ「いいもんいいもん、報瀬ちゃんだけだもん。
勉強勉強言わないの……私の味方は報瀬ちゃんだけだもん」
結月「そんなことよりですね」
マリ「そんなこと?! 私を追い込んだの結月ちゃんだよ!」
結月「みことのことなんですけど」
マリ「え? みこっちゃん?」
結月「私の勝手で、髪を切ってしまったんですよ……」
マリ「あぁ、うん。聞いてるよ」
結月「それで……なにか……変化というか……」
マリ「ううん、特に変化はなかったよ。昨日と同じみこっちゃんだった」
結月「……そうですか」
マリ「気にしてたんだ」
結月「……まぁ、はい……そうです」
マリ「外見が変わっただけで、中身は簡単に変わらないよ」
結月「……意外と、そうでもないんですよね」
マリ「?」
結月「自分の容姿が変われば……自分が特別だと気付いたら……
中身が変わる人……居るんですよね」
マリ「そうなの?」
結月「……あ、いえいえ、なんでもありません!」
マリ「???」
結月「み、みことのご両親って……なんていうか……格好いい、綺麗って感じがしますよね!」
マリ「あぁ、分かる分かる。みこっちゃん、可愛いっていうか、美人系だよね。もちろん可愛いけど」
結月「ですよね!」
マリ「お母さん似かもしれないね。言ってたよ、髪の量が多いのお母さんも一緒だって」
結月「……そうですか」
マリ「私も母親似って言われる」
結月「でしょうね」
マリ「リンと連絡取ってるんだね?」
結月「私たちが南極に行ってる間、連絡取りあってたみたいですから。
うちの母とキマリさんのお母さん……。そこから繋がったんですよね」
マリ「そっかそっか」
結月「キマリさん、覚えてますか、夏の始まりに連絡した時のこと」
マリ「?」
結月「ほら、『また、旅に出ませんか?』って私が聞いた時です」
マリ「うん、覚えてるよ。デネブちゃんのこと聞いたんだよね」
結月「少し説明したんですよね」
マリ「うん、『超特急デネブ?』って聞いてね」
結月「私が『そうです』って言っただけで、『乗りたい!』って」
マリ「列車の旅ってしたことなかったから、すごくワクワクしたんだ」
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