534:名無しNIPPER[saga sage]
2020/03/05(木) 22:48:04.34 ID:wQFDgRACo
ウミネコが鳴く港で、一つの影が揺らめいている。
船を見上げるその顔は懐かしさを浮かべていた。
「あれから3年も経ったんだよね……あ、違うか……前に乗ったのは4年前だ」
「おーい、キマリ〜!」
マリ「あ、日向ちゃん!」
日向「お〜、ひっさしぶり〜!!」
マリ「本当、すっごい久ぶり……だよね……」
日向「だな……。なのに……」
マリ日向「「 久しぶりって感じがしないね(な)…… 」」
日向「キマリたちが高校卒業して以来だろ? 2年近く会ってないのにな」
マリ「ね。なんでだろ?」
日向「まぁ、携帯電話で繋がってたからな。連絡はしてたし」
マリ「そだね」
日向「キマリ、海外にも派遣されてたんだろ? 見れば分かるけど、大丈夫だったか?」
マリ「うん! 地元の人たちとも交流あって……こう言っちゃなんだけど、嬉しかったよ」
日向「ふぅん……見た目もけっこうしっかりしてきたな」
マリ「そうかな? でも、鍛えてるからね! イエス、アマゾネス!!」
日向「なんだそれ、流行ってるのか?」
マリ「ううん、別に。ただなんとなく言ってみただけ」
日向「みんな結構心配してたんだけど、まぁ、元気そうでなによりだ」
マリ「日向ちゃん、大学の研究室に入ったんだよね」
日向「そうそう。南極を研究してるとこ」
マリ「研究テーマが南極?」
日向「そうだぞ。この船に乗せて貰えるだけ有難いよ。報瀬様様だ」
マリ「ということは、報瀬ちゃんとは会ってたんだ?」
日向「そんな頻繁にって訳でもないけどな。みんな忙しかったし」ニヒヒ
マリ「えへへ、そうだよね」
日向「前に会ったのが交流会した時の、1ヶ月前くらいだな。
ゆづと他の出演者にも会ったよ」
マリ「えっ、本当に!?」
日向「うん。そのときの報瀬は、見習い副隊長として」
マリ「おぉ〜、報瀬ちゃん凄い!」
日向「あいつは人を引っ張る力があるからなぁ」
マリ「結月ちゃんと他の出演者もいたんだね、行きたかったな〜」
日向「出演者は一人除いてだな。飯山みらいさんのサインもゲットした!」
マリ「ウソ!? いいなぁ〜!」
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