517:名無しNIPPER[saga sage]
2020/03/05(木) 00:38:28.51 ID:wQFDgRACo
駅員「それでは、私はこれで」
男性「ありがとうございました」
みこと「……私もこれで」
男性「あ、待って……お礼をしたいんだけど」
みこと「ううん、いいです」
男性「そうはいかないよ。この財布を失っていたら私は大変なことになっていたんだ」
みこと「でも……」
マリ「お礼ってなんだろ?」
結月「そんなこと言ってないで、助けてあげてください」
善子「あなたの胸元にある白鳥のバッチ、それと同じものを探してるのよ」
「善子ちゃん、乗車証を落としちゃったの!?」
善子「だから焦ってるのよ! 一緒に探しなさいよずら丸!」
「わ、わかったずら!」
栞奈「どれ、私も探してしんぜよう」
善子「え?」
栞奈「私もこの列車に乗るんじゃよ。いや、乗ってたんじゃよ?」
善子「どういうこと……というかなんのキャラ?」
男性「君たち、デネブに乗るんだね。じゃあ、6枚でいいかな」
みこと「……?」
マリ「なにかな?」
男性「札幌にあるホテルのレストランお食事券。大通公園を見渡せる場所にあるんだよ」
マリ「おぉー……」
結月「有名なホテルですよ、ここ。値段も結構します……」
栞奈「なるほど、車掌さんに受け取った後、個室に入って、その後持っていないことに気付いたと」
善子「そうなのよ」
栞奈「列車の中は探したんだね?」
善子「そうよ」
栞奈「と、いうことは……ふむ、なるほどね。分かったよ」
善子「分かったの!? 私はどこに落としたの!?」
「なんだか、探偵さんみたいずら〜」
栞奈「迷宮入りだ」
善子「……はい?」
栞奈「お手上げってことだよ、フッ」
善子「役に立たない頭使うくらいなら探しなさいよ! この迷探偵!!」
男性「私はここのオーナーだから。気にしないで欲しい。
この財布の中にはお金より、カードよりも大事な物が入っていたんだ」
みこと「……」
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