366:名無しNIPPER[saga sage]
2020/02/29(土) 11:51:57.05 ID:VPz5jp53o
―― 食堂車
ガタン
ゴトン
日向「……」ウトウト
栞奈「……すぅ……ふぅ」
マリ「日向ちゃん、寝ちゃった?」
日向「ん、起きてるよ?」
マリ「……寝たいなら個室に戻ったらいいのに」
日向「大丈夫だよ、眠くないって」
マリ「さっき眠いって言ってたよ」
日向「ん〜……」
栞奈「私に付き合ってくれてるから……」
マリ「……?」
栞奈「日向、私は大丈夫だから個室戻って」
日向「ん〜……?」
栞奈「ほら、立って〜、行くよ〜?」
日向「大丈夫、だいじょーぶ。一人で行けるから」
栞奈「本当に?」
日向「うん。ということで、私は寝る!」フラフラ
テクテク
マリ「おやすみ〜」
「やすみ〜」
栞奈「本当に大丈夫かね?」
マリ「あんなに眠そうなのは初めて見たけど、大丈夫だよ」
栞奈「ならいいけど」
マリ「それより、なにか注文する?」
栞奈「あ、ごめんね、何も頼まなくて……。特に注文は無いんだよね……」
マリ「そうなの?」
栞奈「うん……。今、車内に誰も居なくてさ……みんな寝る準備してるんだと思うけど……」
マリ「そうだね……金沢到着が深夜だから、明日の準備くらいしかすることないよね」
栞奈「そういうことだから、一人でいるより、キマリがいるからここにいるってだけなのだよ」
マリ「わかった。水でも持ってくる?」
栞奈「本当に気を遣わなくていいから。ただでさえ邪魔してるみたいで申し訳なくて……。
私のことは地縛霊か何かだと思って無視して?」
マリ「畏まりました〜」
スタスタ...
栞奈「ふぅ……。あぁ、もう……決意が固まらない……っ」
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