339:名無しNIPPER[saga sage]
2020/01/31(金) 05:03:23.75 ID:oFn1AU3Bo
みこと「やっぱり……みたことあると思って……」
アイドル「世間は広いようで狭いのね……面影があるから気になっていたの。
それで、聞きたいことがあるのだけれど、いいかしら」
みこと「……?」
アイドル「お母様はいくつか作品を執筆されているけれど、
ドラマ化されたのは私が出演させていただいた一作品だけ」
みこと「うん」
アイドル「その理由を聞かせてくれる?」
みこと「……」
結月「そういうことって、家族の人には話さないんじゃないですか?」
アイドル「そうかもしれないけど、知っているかもしれないと思って。
私が言うのもなんだけど、あのドラマは好評だったから、他の作品もドラマ化が期待されているのよ」
さくら「そうねぇ、その話なら私も聞いたことあるわ」
みこと「理由は分からないけど……」
アイドル「けど?」
みこと「出演した人と、小説の人物とはかけ離れていたから」
アイドル「――!」
結月「それって、お母さんからそう聞いたんじゃなくて――」
報瀬「みことがそう思ったってこと?」
みこと「……うん」
さくら「……」
アイドル「……そう。……それじゃ、また」
スタスタ...
アイドル3「何の話してたの?」
アイドル「いえ、なんでも」
アイドル4「うぅ、自分なんかが握手会なんて恐縮すぎます……」
アイドル5「マヤさん、私たちの心意気を見せましょう!」
アイドル2「チサトちゃん、顔色悪くない? 大丈夫?」
アイドル「大丈夫よ。……それじゃ、行きましょう」
さくら「チサトちゃん」
アイドル「?」
さくら「あの子ね、ひょっとしたら化けるわよ」
アイドル「え?」
さくら「母親の世界に誰よりも理解して共感して納得してるの」
アイドル「……」
さくら「結月ちゃんもそれに気づいてるわ」
アイドル「ふふ」
さくら「……まぁ、本人にその気持ちは無いでしょうけど」
アイドル「どれだけ才能があったとしても努力が出来なければそこまでです」
さくら「そうね」
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