304:名無しNIPPER[saga sage]
2020/01/17(金) 16:06:17.33 ID:KOzKQsUKo
―― 3号車
日向「うーん……明日からでも練習始めないとな〜。でもな〜」
「あら、こんばんは」
日向「あ、おばあちゃん。こんばんは〜」
「今は一人なの?」
日向「各自自由時間! なので!」
「まぁ、そうなの」
報瀬「ねぇ、日向」
日向「おぅ、報瀬〜。おばあちゃんに連絡は済んだのか〜?」
報瀬「うん。あ、こんばんはおばあちゃん」
「はい、こんばんは」
日向「なにか言いかけてた、報瀬?」
報瀬「別に用は無いんだけど、誰と話してるのかなって」
「座ってるから気付かなかったのね」
日向「おじいちゃんは一緒じゃないの?」
「個室で片づけをしているわ。私たち次で降りるから」
報瀬「あ……そうだ。もう、名古屋……」
「今は流れる風景をぼんやりと見ていたの」
日向「なにか見える?」
報瀬「もう見えないんじゃない……?」
「まだ残照で見えるのよ。ほら、向こうにお山が」
日向「あー……うん」
報瀬「……」
「名も知らない山が通り過ぎていく……それがちょっと寂しくてね」
日向「……」
報瀬「……」
一輝「通してくれ」
日向「え、あぁうん……」スッ
一輝「……」
スタスタ
報瀬「……?」
日向「様子が変だな……なにかあったのか……?」
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