271:名無しNIPPER[saga sage]
2019/11/22(金) 17:18:22.22 ID:dVGs9va+o
報瀬「待ち合わせには来なかったの?」
マリ「ううん、行ったよ。だけど、暑かったから本屋さんで立ち読みしてたんだ〜」
一輝「それでその本を買った、と」
マリ「おぉ、よく分かったね?」
結月「本を読んでたって言ったじゃないですか」
日向「何の本を買ったんだ?」
マリ「みこっちゃんのお母さんが書いた本! 探偵のヤツ!」
栞奈「教師が犯人のやつかぁ」
マリ「え……」
ポトッ
報瀬「生八つ橋が落ちたでしょ!」
マリ「い、いいもん! 私、ネタバレされても楽しめるからね!」
結月「そんな人出てきませんから安心してください」
マリ「ちょっ、もぉー!! なんで嘘吐くの!?」
栞奈「からかいたくなっちゃってね、えへへ」
一輝「えへへじゃないだろ、ショック受けてたぞ」
日向「ネタバレされても楽しめる人っているよな」
結月「答え合わせ感覚らしいですよ。そういう楽しみ方なんでしょうね」
栞奈「はい、キマリが落とした罪」
一輝「なんで俺が罰を受けるわけ?」
結月「って、また話が逸れてます!」
マリ「なんだっけ?」
報瀬「ご招待される二人は、秋槻さんとみことでいいよねって話」
日向「いいよ、それで」
マリ「うん……」
結月「反対ですか?」
マリ「……そういえば、なんで手をつないでたの?」
日向「変な男に絡まれてたんだよ」
結月「助けてくれたみたいです。本当に良かったですよ」
報瀬「乗り遅れてたら、どうなっていたことか」
栞奈「手を引かれて走って行くみことちゃんは、
まるで教会から連れ去られる花嫁みたいだった……」
一輝「なんだよそれ」モグモグ
栞奈「あれ、知らない? そんな映画があるんだけど」
一輝「知らん」
栞奈「え、みんなは?」
マリ「私も知らない」
日向「……知らないな」
結月「聞いたことはあります」
報瀬「……」
栞奈「君たち、もっといい映画を観たまえ。映画はロマンだよ」
一輝「おいしいなこれ」
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