マリ「超特急デネブ?」結月「そうです」
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102:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/10(金) 12:40:16.72 ID:BmPgE/vWo

―― 展望車


日向「それでは、ミーティングを始めます」

結月「よろしくお願いします」

報瀬「なんのミーティング?」

日向「話を始める前に、キマリ」

マリ「え……?」

日向「秋槻さんは次の大阪まで追いかけるって連絡があったんだから」

マリ「そうだけど……」

日向「下を向くな、前を見ろ! 私たちは進み続けるしかないんだからな!」

マリ「……そうだね……ごちそうになれなかったし」

日向「その仕打ちにしては酷いな」

マリ「ち、違うよ! 前向きになろうとして言っただけだから」

結月「誰なんですか? 昨日も聞きましたけど」

日向「始発から乗車した仲だな」

マリ「うん、あとでちゃんと謝ろう! プリンシェイクをお詫びに!」

日向「……」

報瀬「……日向?」

日向「え? なに?」

報瀬「急に静かになったから」

日向「……歩いてたな……と思ってさ」

報瀬「歩いて……?」

日向「いや、なんでもない。それじゃ、話を始める!」

報瀬「議題は?」

マリ「大阪の名物とはなにか、これしかないよね」

結月「それじゃありません」

報瀬「……?」

日向「まず初めに、私たちがデネブに乗った理由を聞かせてもらおう」

報瀬「キマリが商店街の福引で特賞を当てたからでしょ」

結月「そういうことにしたんですか」

マリ「うん」

報瀬「違うの?」

日向「よーく考えて欲しい、報瀬」

報瀬「?」

日向「私たちの町にだ、プレミアが付いたこの豪華列車の乗車券を、
   それも4枚も用意できるのかどうか」

報瀬「出来てるから、乗っているんでしょ?」

日向「報瀬、キマリを信じるその心はとても美しいよ」

マリ「……良心が痛むね」



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