4:名無しNIPPER[saga]
2018/07/30(月) 10:56:42.30 ID:tUd2A4zH0
「でも!」
翼は続ける。
「未来はわたしをエスコートしなきゃいけないの」
「えすこーと?」
聞きなれない言葉だ。
「そう! いつもはわたしが行きたいところに未来がついてきてくれる感じでしょ?」
「毎回そうでもないとは思うけど、それが多いね」
「だからぁ、未来がデートプランを考えてわたしを連れてくの」
「ぜんぶ考えるの?」
「ぜんぶだよ」
「一から十まで?」
「一から百まで!」
一から百までとは相当な量だ。
でも行きたいところ、と言われてもパッと思いつかないし、案外難しいお題かもしれない。
「でも未来にそんなに悪い話でもないと思うよ」
「そう?」
「だって未来に将来彼氏ができたときに、役に立つかもしれないよね?」
「うーん、そうかなぁ」
「とりあえず決まりね!」
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