12:名無しNIPPER[saga]
2018/07/30(月) 11:08:34.59 ID:tUd2A4zH0
◆
店員さんに案内されて席につく。
予約していただけあってか、窓際の景色が見える良い席でうれしくなった。
「どうぞ、お姫様」冗談めかして椅子を引いてあげると翼もそれに乗って「わーありがとー!」と座ってくれた。
「いいとこでしょ」と聞くと「そうだねえ」とちょっとつれない返事だったので、来たことあるかと聞いたらどうもあるみたい。
少し残念だけど、ここは割と定番の店のようだ。
でも私たち中学生や高校生が来るお店というよりは、少しお客さんの年齢層が高いみたいでお店もちょっと落ち着いてる雰囲気。
私はどちらかというとこういう店が好みかもしれない。この木でできた感じのテーブルかっこいいいし。
「未来は何にする?」
翼からメニュー表をもらい悩むフリをする。
なんでフリかというと、もう注文するメニューは決めてあるから。日替わりランチのAセットだ。
実は下見しにこの喫茶店にきたとき、店員さんにいろいろ教えてもらったのだ。
日替わりの献立表ももらったし、ウインナーコーヒーにウインナーが浮いてないことだって知っている。
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