49:名無しNIPPER[saga]
2018/08/06(月) 08:55:59.08 ID:AmiUBg/b0
松輪「……ふ、ふしぎだね」
対馬「ダンゴムシが曲がる時って外側と内側で足の運動量違うでしょ……そのバランスを取るために左右に曲がろうとするらしいわ……」
松輪「そうなんだ……」
対馬「だから曲がり角と曲がり角との間に距離がありすぎると余り、ジグザグしないの……」
渡辺宗孝・岩田清二「ダンゴムシにおける交替性転向反応」『動物心理学月報 6』1956
https://www.jstage.jst.go.jp/article/janip1944/6/0/6_0_75/_pdf/-char/ja
松輪「わわ。対馬ちゃんってちゃんと自由研究してるんだね……」
対馬「とうぜんです。……松輪ちゃんはなにするの……?」
松輪「え? 私はまだなにも……」
対馬「……よかったら、少し見ていく……?」
松輪「いいの……?」
対馬「……この子見える? いま普通に移動してる子」
松輪「うん。見える」
対馬「この子をつついてあげると……」
松輪「わ。早くなったよ対馬ちゃん」
対馬「で、更につつき続けると……」
松輪「あ。丸まっちゃった……」
対馬「ダンゴムシってすぐ丸くなる印象だけど、やっぱり最初は逃げようとするの。それでもう無理だーて観念すると丸くなるの」
松輪「じゃあ、この子観念しちゃったの? これが最後の抵抗なの……?」
対馬「かわいいでしょ……?」
松輪「……うん」
対馬「それでどうもこう逃げてる時のほうが……ジグザグしてくれるようなの」
松輪「この子達も必死に生きているんですね……」
小野知洋・高木百合香「オカダンゴムシの交替性転向反応とその逃避行動としての意味」『日本応用動物昆虫学会誌 第50巻第4号』2006
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjaez/50/4/50_4_325/_pdf/-char/ja
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