25:名無しNIPPER[saga]
2018/08/02(木) 02:10:24.39 ID:HTcKA/2b0
暁「ところでメリーさんの電話番号は「111」とされることもあるらしいんだけど、これは線路試験受付につながるだけで意味なかったわ」
響「線路試験受付?」
暁「電話回線を確認用の番号らしく、かけるとすぐ後に電話が折り返しかかってくるシステムらしい。キャリアによって変わるらしく私もかけたんだけど、テストは終了しましたって延々と流れ続けるだけだったわ」
響「へえ。折り返しかかってくるというのが噂の原因なんだろうね」
暁「それでメリーさんの由来なんだけど、実在した横浜のメリーさんが関係しているんじゃないかとも、戦前アメリカから親善目的で一万体以上贈られた青い目の人形が元ネタなんじゃないかってことらしいわ」
響「ああ、学校とかで飾られていたけど、戦時下には敵性人形と判断されて焼却廃棄処分するよう命令されたやつのことだね」
詳細はWikipedia「青い目の人形」のページ参照のこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/青い目の人形
暁「子供たちが愛着を持っていたりしたので実際にはかなりの数が天井裏とかに隠されていたようで、戦後たくさん出てきて再び学校で飾られたりしたらしいわ」
響「でも、その人形が来たのって1927年とかじゃなかった? 電話と関係づけられるかな」
暁「神風さんは戦前戦後の電話加入数グラフを見て、戦中の抑圧と戦後の安堵と開放感という点で青い目の人形と電話は軌を一にしているのかもしれないって言っていたわ」
「固定電話の歴史」電話加入者数グラフ参照。太平洋戦争の始まる1941年までには電話加入者数は100万人を超えたが終戦時には40万少しと半減し、戦後加入者数は急速に増加するというV字型を見せる。
www.kogures.com
暁「メリーさんの電話はゴミ捨て場から始まって、普通は捨てられた怨みからやってくると考えられたんだけど、もしかしたら戦中の抑圧から解放されて帰ってくるという構図で必ずしも害はない、それどころか受け手にとっても歓迎すべきことであったかもしれないって神風さんは言っていたわ」
響「なるほど、自由な文化性の回帰という開放感を背景に生じた可能性もあるということだね」
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