20:名無しNIPPER[saga]
2018/07/31(火) 21:19:44.57 ID:DKTzgVi10
霞「――――ねえ。今の話聞いていて思ったんだけど、サルバドール・ダリって胎内回帰願望みたいなものでもあったのかしら」
朝潮「!?」荒潮「!?」
霞「プラスチック製の卵の殻に裸で閉じこもって瞑想したり、絵画作品でも卵白卵黄を紐で垂れ下げたようなやつあるじゃない」
霞「その頃のダリは緒で括られた卵のイマージュに憑りつかれていたんじゃないかしら」
サルバドール・ダリ『皿のない皿の上の卵』1932
https://www.musey.net/wp-content/uploads/2017/10/fried-egg-on-the-plate-without-the-plate-1932Large.jpg
荒潮「わ、わあ。さすが、霞ちゃん、しっかりもの、ね……?」
朝潮「それが私たちの話から出てくるんですか?」
霞「花が性器という話よね。ダリは後年、瞑想するバラなんて描いているのよ。茎もなく宙にただ浮くバラよ」
サルバドール・ダリ『瞑想するバラ』1958
https://www.musey.net/wp-content/uploads/2016/09/rose-meditative.jpg
霞「ダリの精神の位相はその間に緒のついた胎児からそれを包括する子宮に移動したわけね」
霞「でも、瞑想を胎児ならまだしも胎児を含んだ子宮がするとなるとその瞑想主体って一体どこにあるのかしらね」
荒潮「あ、あの霞ちゃん。」何か悩みでもあるの……? お姉さんでよかったらきいてあげても」
霞「今聞いたじゃない」
荒潮「えぇ……?」
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