585: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/29(日) 20:08:12.60 ID:Mc8iyXTDO
それは鎮守府の皆も解っていたようだった。だが敢えて何も言わずに龍驤さんが自分で気付くまで待っていたのだろう
新棲姫「変わらず共依存の関係ではいずれは破綻する。ようやく自立しようと考えたという事か」
「うーん…まあ確かに司令官は龍驤さんには甘いですよね…でもそれが普通なのかと思っていました」
【龍驤が五体満足ならそれでも良かったんでしょうけれど…】
龍驤さんはたまに自分の身体の事で卑屈になる時があった
もちろん司令官はそれを慰める。そうすると解っている
【そうして龍驤は安心を得ていた。自分は愛されている、このままでもまだ大丈夫だと】
自分の手足を治さないのはアイデンティティだと。それは確かに本心ではあるのだろう
しかし同時に自分が捨てられない為の保険でもあるのだと
新棲姫「治してしまえば普通の、何処にでも居る龍驤と同じになる…そうしたら提督は自分から離れてしまう…か」
「…そうなんですかね」
ここに来てから知った龍驤さんの本当の姿…驚いたし、腹立たしくも感じた
だけどなんとなく…その気持ちも解る気がする。同情だろうと依存だろうと放したくない、離れたくない、捨てられたくない
そういえば似たような事を私も司令官に仕掛けた事があったから…
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