570: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/24(火) 16:55:20.71 ID:140OFOwDO
「弔いの炎って…文月はあんまり変わってませんね」
新棲姫「そうなのか」
「良くも悪くも子供なんですよ、影響を受けやすいんです」
一般的な文月は天使と言われるくらいに純粋らしいがもちろんこの文月もそうだった、しかしあの鎮守府に所属してしまった事で変わっていったのだ
「文月だけじゃない、私も島風提督自身も、あの鎮守府に居た者は皆どこか壊れてしまっていました…まともなのは当事者でありながら何も知らされていなかった島風くらいです」
五月雨なんてそれはもう酷い変わり様だった、今ではあれが自然だと思われているがそれがどれだけ異常な事か。普通の五月雨を知っていれば解るだろう
「文月の場合は子供らしい強かさで可愛く振る舞えばメリットがあると学んでしまった。さすがに島風提督もそれを殴ったりは出来なかったようでしたし」
代わりにそのしわ寄せが秋津洲さんなどの立場の弱い艦娘に行ってしまっていたのだ
「まあ私の為にというのも方便でしょうね、例え本気だったとしても嬉しくありませんが」
そんな文月は悪びれる風も無く話を切り上げようとしていたがそこに浜風が現れ私と同じく看破していた
そこからは浜風の説得により文月はこれまたあっさり改心した。やけに聞き分けが良すぎるのが少し気にはなるが
「確かあの鎮守府に居た頃は一番浜風が文月の面倒を見ていましたっけ」
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