54: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:25:45.07 ID:PC7kVGmT0
あの時の鎮守府は、今みたいに大所帯でもないし、軍功だってそこそこの小さな鎮守府。
いつ何が起きてもおかしくない中で、とにかく出撃を重ねて戦績を稼ぐ毎日。
55: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:27:39.04 ID:PC7kVGmT0
ウチが艦載機を飛ばす方法、それ以前に航行する方法を模索してる間、鎮守府は日に日に酷いものになっていった。
結果を出せない鎮守府には当然資材も報酬も満足には与えられない。
56: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:30:24.69 ID:PC7kVGmT0
片足だけで航行する方法をようやく物にしたのは、いっそのこと本当に心中しようかという考えが鎮守府に広まりだした頃だった。
57: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:32:09.78 ID:PC7kVGmT0
実験は成功やったよ。
患部に原液を塗ることで、応急処置的に傷口を塞ぐことができた。
58: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:34:05.40 ID:PC7kVGmT0
「そんなことが…………」
「あんま知ってる子もおらんと思うで。ここ最近は艦娘もだいぶ増えたことやし」
59: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:35:57.82 ID:PC7kVGmT0
「何もなくて良かったよ……ん?龍驤だけか?」
「あー、それやったら、そこに」
60: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:36:58.05 ID:PC7kVGmT0
「あれか……鳳翔さん、もしかして、修復材のことも?」
「えぇ、お聞きしましたが……」
61: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:38:20.68 ID:PC7kVGmT0
修復材は所定の方法以外での使用は禁止されてるんです。
龍驤から聞いたと思いますが、使用方法は2つ。ドッグでの使用と、高速修復材としての使用です。
62: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:39:48.95 ID:PC7kVGmT0
「まぁ…………」
「……くれぐれも他言しないようにお願いします」
63: ◆lxd9gSfG6A[saga]
2018/11/19(月) 23:40:52.58 ID:PC7kVGmT0
「…………うん、頼む。では」ピッ
「何やって?」
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