532: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/09/12(木) 08:52:01.14 ID:Gn1vPz2DO
あちらの新棲姫さんや霞、そして朝雲の説得もあり山雲は思い直したようだった
しかしようやくひとつの問題が収まるとまた次の問題が表れる
霞が倒れたのだ
「とうとう…という感じですね…いつかはこうなると思っていました」
『まぁねぇ…』
「これまで見てきて霞が休息を取っている姿をあまり見た記憶がありません」
霞がまともに眠る時は大抵榛名さんと…その…なにやらして疲れて眠る時と僅かな仮眠
それ以外は出撃や薬草畑のお世話、そして夜遅くまで自室での調合、そのまま朝になり結局眠らずというのもザラだった
そしてそんな疲労を自ら作った栄養剤などで誤魔化す日々
普段化粧などしない霞が目の下の隈を隠す為だけにメイクをしているのを見た事があった
「だけどそんな無理がいつまでも持つ訳はありませんよね…」
『そしてとうとう表面化してしまった訳だねぇ』
当然ながら霞にはしばらく絶対安静の命令が下ったがいかにも不服そうだった
「この鎮守府は基本的にはホワイトですが霞にとってはブラックですね…」
『一人が居ないと回らないどころか崩壊する会社とかやばいね』
「それが解っているから霞は無理してきた…でもこのままでは…」
霞は早くに死んでしまうのではと心配になる。戦いではなく過労かそれ以外の病気か…
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