371: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/05/04(土) 06:29:07.37 ID:TcHKAzrDO
その信濃と大和が睨み合っている。私でも解る…二人は強い。いや、強いなんてものじゃない、次元が違う
信濃が徐に手を翳すと何処からともなく一本の槍?が飛んできてその手に収まった。変わった刃の付いた槍だ。しかも飛ぶとはどういう原理なんだろう
『大和の持つ刀も、あの槍もただの武器じゃないよ。使い手を自ら選ぶ伝説級の武器』
「そんなのがあるんですね…もしかして他にも色々あったりして」
『どうだろうねぇ、巡り合わせ次第では選ばれる誰かがまた現れるかもね』
そうこう言っている間に信濃と大和が構えを取り―――
その姿が掻き消えたと思った瞬間、凄まじい轟音と共に映像が乱れる
「わっ!?わわっ!何ですかあれ!?」
『ひゅー、なかなかやるねぇ二人共』
その場に居ないはずの私にもその衝撃が伝わる。二人の姿は速すぎて私には捉えられない。おそらくはもう既に何十合も切り結んでいる
その度に映像は乱れ、はっきりとは見えないが周囲の施設がどんどん崩壊していくのが判った
「何なんですかあれ…何処の死神ですか…」
仮に私があの場に居たら最初の激突で吹き飛ばされて壁にでも赤い華を咲かせていただろう。もはや艦娘の範疇を遥かに超えている。艤装だとか砲だとか彼女達には必要無いのではないだろうか
二人はほぼ互角のように思える。これはいつまでも決着が付かないのではと考え始めたところで横槍が入る、あれは…
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