363: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/30(火) 06:26:30.24 ID:X5txiLSDO
「それにしても…」
私はモニターを見る。鎮守府の食堂でご飯を食べている龍驤さんの姿があった。しかし手足がしっかりと生えていた
「また食べに来ていたんですね。しかもタッパーまで持参して」
リュウジョウさん。例の謎の集団、アケボノさん達の仲間
私は詳しい事はほとんど知らない。だけど味方ではあるようで司令官も信頼していた
龍驤さんとリュウジョウさん。こうして見ると手足以外にも雰囲気や表情、微妙な話し方、何もかも別人だというのが私でも判る
何だか自爆して口を滑らせているのもまた龍驤さんではあり得ない事だ
彼女達は何やら不思議な能力を備えていてリュウジョウさんは変身能力があるらしい。なんと那智さんに変身して愛宕さんと会話をしていた
愛宕さんは若干の違和感を感じてはいたようだが偽物だとはさすがに思わなかったようで、そこは演技力もあるのだろう。相手が同じ龍驤さんでなければその違いは判らない
そして今度は龍驤さんに変身してなんと司令官を相手に試そうとしていた。しかも手足までそっくりになっている
『元々ある部分まで消して変われるんだねー。普通なら気付かないよこれは』
「ですね…私も多分判らないかも」
しかし司令官は一目で見抜いてしまう。さすがは司令官。誰よりも身近な相手を間違える筈は無かったのだ。匂いとまで言ったのはちょっと変態っぽいけれど
誰かの恋人とか家族とか身近過ぎる相手では騙し通すのはやはり難しいらしい
900Res/720.55 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20