361: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/30(火) 06:23:12.48 ID:X5txiLSDO
「命の価値とは何なんでしょうね…」
飛鷹さんはかつて大切な友達を亡くしている。そして最近それは他者の、手術を受け持った病院に責任があるらしい
当時手術を受けていたのは二人、飛鷹さんの友人ともう一人、その際深海棲艦の攻撃により電力がストップ、非常電源で手術を続けられるのは一人だけだったらしい
病院側はそれを隠していた。それは何故か
「大物の政治家が娘を助ける為にお金を積んで優先させた…」
『口止め料も入ってるんだろうねぇ』
他人の命をお金で左右させたなどと知られたらとんでもないスキャンダルだ。そしてそれを承諾した病院側にとっても明るみには出せない
飛鷹さんと清霜さんがその友人の家を訪ねるとその政治家がご両親に土下座して謝罪していた。それを聞いて激昂する飛鷹さんを必死に押し止める清霜さん
「この場合誰が悪いんでしょうね…。誰だって赤の他人より身近な誰かを優先するのは当たり前です…けど…」
『まあ病院側だろうね、悪いのは。お金に目が眩んだのか知らないけど。比較的持ちそうな方を後回しにするくらいがまあ正しい判断だったんじゃないかな』
「後回しにされた方が間に合わなかったら…?」
『その時はそれまでだね。結果助からなかった方の親がどちらにせよ助かった方を恨んでいたよ』
そうなるのだろう。今回はお金で傾いたに過ぎず、他の要因なら許せていたという話でも無いのかもしれない
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