279: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/04/08(月) 06:28:47.51 ID:YeTediuDO
≪その名を呼ぶな!≫
バリバリバリバリ!
≪ぎゃあああぁぁぁ!≫
案の定だった。迂闊に名前を呼ぼうとした朝霜さんが何故か雷に打たれている。私が以前間違えて名前を呼びそうになった時はデコピンくらいで済んだけどそれでもかなり痛かった
『あー、ちょっとすっとしたー』
Y子さんが何処かすっきりした顔になって帰って来る
「あの…朝霜さん完全に気絶していたんですが…」
『あれでもかなり手加減したんだよー。…ふぅ』
すっきりした顔と何故かはっきりと解る疲労感
「大丈夫ですか?この上Y子さんまで倒れたら私…」
『あー、大丈夫大丈夫。手加減って結構大変なんだよ。だからちょっと疲れただけだから』
そう言って炬燵に入り込み冷めたお茶を啜る彼女
手加減は大変…私でも彼女の力が並外れているのは解る。以前力を貸してもらったのはその一端に過ぎないと何となく理解していた
彼女が伸び伸びとその力を振るえる相手など多分この世界には居ないのだろう。ストレスが溜まって爆発したりしたら…私は改めてY子さんを怒らせないようにしようと誓うのだった
…ところでその2って何だろう
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