226: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/03/27(水) 01:31:26.26 ID:OVYeofFDO
「ああ…部屋が…」
『く…消えかかってるとばかり思っていたけど何処にこんな力を…』
「―あの男の鎮守府から追い払われて確かに消えかけましたね―」
歪んだ笑顔を貼り付けた見るに堪えない私が瓦礫の中から染み出すように現れて言う
「―だけど海には私の餌になるものが沢山ありました。海で死んだ者達の無念な魂が―」
『食べたのか…浮かばれない魂を…』
「―えぇそうですよ、おかげでだいぶ力を蓄えられました。後はそこの私を連れて行けば完全になる。そうすれば私を祓える者はもう誰も居なくなります―」
そう言って再びあの黒い染みを解き放つ
「―そうしたら今度こそアイツラを…そしてあの女も…うふふ…司令官…待っていてくださいね…―」
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