163: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2019/03/15(金) 21:48:25.17 ID:nQ+6pbjDO
「あれ…?」
ふと私が我に返るといつの間にか目の前にY子さんが居て私の頭を両手で挟んでいた。彼女の目は不思議な輝きを放っていたがそれもすぐに消え、手を離す
「私…今…何か…?」
何か…途轍もない悪夢を視ていたような気がする。私が思い返そうとすると
『―――何も無いよ―――』
その彼女の声を聞くと頭の中の何かが霧散していくのを感じる
『―――何も起きなかった―――貴女はアレには会った事も無い―――それは存在しない記憶――』
「何を言って…」
あれ…?本当に何も無かったような気がする。いやそうじゃなくて私は確か病室の様子を見ていて…
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