22:名無しNIPPER[saga]
2018/07/28(土) 20:34:43.70 ID:h/NAro9Ho
やよい「……ごめんなさい、伊織ちゃん」
着替え終わった頃に、やよいは呟くように言った。
小さな声だったけど、私たちの他に誰もいない控え室の中ではよく聞こえた。
やよい「私のせいで、迷惑かけちゃって……。伊織ちゃんにも、スタッフさん達にも……」
立ったまま、俯き気味に言うやよい。
そんなやよいの様子に、私は体の内側がきゅっと締め付けられる思いがした。
でもその痛みが、私の口を動かしてくれた。
伊織「……謝ることなんてないわ。だって、全部私のせいでしょ?」
やよい「えっ……?」
やよいの顔が上がる。
意表を突かれたような、困惑したような、
そんな表情を浮かべるやよいに、私は向かい合った。
46Res/26.57 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20