【安価】君が加わる麦わらの一味【ONE PIECE・東の海スタート】
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46:名無しNIPPER[saga]
2018/07/27(金) 20:37:58.15 ID:wQ8OIr8y0

ナミ「なぁに? なんか顔についてる?」

ノイマン「……ふふ、いや、なんでもない」



笑みを浮かべてそう尋ねるナミに、ノイマンも小さく笑った。

ナミもきっと、俺と同じだ。背中と心を預けられる大事な相棒……そう思ってくれてるんだ。

ノイマンは自然とそう思えた。わざわざ言葉にしなくちゃいけないほど、自分たちの絆はやわじゃないと。



ナミ「そう? シャキッとしなさいよー! アンタがうまく手伝ってくれれば、あたしが全部かっさらってこれるから!」

ノイマン「あー……うん、そうだな」

ナミ「……やっぱり、反対?」

ノイマン「……泥棒を初めて長い。今更この選択に文句を言うつもりはないよ……ただ、やっぱり一般の人間相手っていうのは……どうもな」

ナミ「…………」



これから彼らが行うとしている『仕事』とは、すなわち盗みだ。
今までは、主に海賊や山賊といった犯罪者の懐に潜りこんで金品をかすめてきたが、こういった、何の罪もない人たち相手に盗んだことは、初めてではないが数は少ない。



ナミ「……どうしてもノイマンが嫌なら、あたし一人でやるけど?」

ノイマン「! 馬鹿言うなよ! それでナミに何かあったらそっちの方が大事だ!」

ナミ「……でも、ノイマンが、本当に我慢してあたしに付き合ってくれてること、わかってるし……」

ノイマン「……我慢はしてるけど、それはナミについていくことじゃなくて、盗みをするってことに関してだ。それに、その我慢は今の俺たちには必要な我慢なんだ」

ナミ「……ノイマン……」

ノイマン「余計なこと言って悪かった。大丈夫さ。いつも通り、俺はナミを全力でサポートするから!」



そう力強く言って笑うノイマンの笑顔は、どこか無理をしてるように、ナミには見えた。



ナミ「…………ごめんね」

ノイマン「ナミが謝ることじゃない。さ、行こう!」



彼らは今日も、盗みを働く。1億ベリーという大金をかき集めるために。

海賊に支配された故郷を、救うために……





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