男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」
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953:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2019/02/07(木) 21:11:34.86 ID:oSO6Osaw0
ベル「とうちゃーく」

男「はぁ、はぁ」

坂の上まで登るのは運動不足の僕にとってはとっても大変なことだ。

ヒヅキさんに抱きかかえられるのだけは避けることができたけれど結局無様な姿をさらしてはいる。

男「あと、どれくらいで汽車が来るんだろう」

ミレイア「あー。あと20分ってところね」

男「今の内にお手洗いを済ませきゃね」

ミレイア「セクハラよ」

男「え? これだけで?」

ミレイア「セクハラよ」

男「…ごめんなさい」

悪気はないんだよ。本当だよ。

どこか腑に落ちないのは僕の意識が低いからだろうか。

と真剣に悩み始めた時だった。

ルーティ「ねぇねぇ」

男「どうしたのルーティさん」

ルーティ「ちょっとこっちきて、きてん」

ルーティさんが手招きをする。

なんだろうかと思ってそちらのほうへ行くとルーティさんは僕の手を引っ張って皆から離れ始めた。

男「え? えぇ?」

ルーティ「いいからいいから」

どんどん離れていく。

汽車が来るにはまだ時間はあるけれど

ルーティ「…ん、ここならいっか」

皆の姿が見えない物陰。

皆の声も聞こえない距離。

ルーティさんはそこに僕を連れ込んで

ルーティ「んっ」

男「!」

僕にキスをした。


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