男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」
1- 20
806:亜人好き ◆HQmKQahCZs[saga]
2019/01/21(月) 20:10:47.82 ID:FbqSFH5/0
掴まなかった。

なんでだろうか。なにか嫌な予感がしたんだ。

ロウェナさんは僕がその手を掴まないと言うことがわかると

ロウェナ「そう」

手を下して、俯いた。

ひょっとしてロウェナさんを傷つけてしまっただろうか、と不安になっていると

ロウェナ「あなたも私を見捨てるんだね」

ばっとロウェナさんが顔をあげる。

その両眼はがらんどうで首から下が赤黒く染まっていた。

ロウェナ「やっぱりあなたも」

ロウェナさんが一歩進む。

男「ひっ」

僕はひるんで一歩下がった。

怖くなってロウェナさんに灯りを強くむけると

男「!!」

つなぎ目が見えた。

ロウェナさんの首に一本の線が入っている。そこからぬるりぬるりと赤黒い血が溢れ、床にぼとりぼとりと落ちていた。

ロウェナさんは悪戯が好きだ。

でもこんなこと―――

男「う、うわぁああっ!!」

踵を返して階段へ向かう。

後ろからぼとりぼとりと音が近づいてくる

ロウェナ「先生、先生、置いてかないでよ」

ロウェナ「私と一緒に、いようよぉう」

振り返らずに階段を駆け上る。

ロウェナ「待ってよう。ねぇ、待って」

懇願する声が聞こえるが知ったことではない。

階段を上りきると僕は扉を叩きつけるようにしてしめた。

男「はぁ、はぁ」

荒い呼吸を首を絞めて抑える。

なんだ、いったいあれはなんだ

「先生?」




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
975Res/438.23 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice