男「僕の生徒は亜人だらけ」ロウェナ「おねーさんを称える三回目!」
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亜人好き
◆HQmKQahCZs
[saga]
2019/01/21(月) 19:03:06.10 ID:FbqSFH5/0
エンプーサさん達と別れ、教えてもらった通りの道を行く。
ただでさえ暗い道が木々に遮られもっと暗くなっていく。
不気味な潮騒は木々のざわめきへと置き換わり、より恐怖を煽る。
そんな中でロウェナさんは楽しそうに、嬉しそうに鼻歌を口ずさんでいた。
男「楽しそうですね。ロウェナさん」
ロウェナ「んー、楽しいよー。君といればおねーさんはいつだってハッピーハッピーなのさ」
普通なら赤面してしまうようなセリフをロウェナさんはさらりとはく。いくらからかうためとはいえそんなこと言えるような心根の強さは正直な話ちょっとうらやましかったりする。
ロウェナ「ちょっとー、なにかいってよー」
僕が何も返さなかったことに不満を覚えたらしいロウェナさんは長い黒髪を弄びながら唇を尖らせた。
男「すいません。ちょっと怖くて」
ロウェナ「なにぉう! ロウェナさんとのデートが怖いと申すか!」
さっきのこともありロウェナさん自身も若干だが怖い。
だがそれよりロウェナさん以外の幽霊がでるかもしれないということの方がなお恐ろしかった。
ロウェナ「むー、しかたないなー。ロウェナさんの手を握ることを許して進ぜよう。末代までの誉れとするがよい! なんちて、おねーさんが末代かもしれないのにねぇ。あははは」
とんだ幽霊ジョークだ。正直笑えない。
僕はロウェナさんの手を
1.握る
2.握らない
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