高森藍子「夕美ちゃんと私の秘密」
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8: ◆6X9N3xfEM.[sage saga]
2018/07/24(火) 20:19:53.66 ID:20KASOLLO
テクテクテク…

夕美「へえ、表通りと違って落ち着いて静かな感じの商店街だね」

藍子「ねっ、ひとつ路を入っただけでもずいぶん印象が変わるでしょ」

夕美「藍子ちゃんはこっちの方に来たことはあるの?」

藍子「私も初めてですよ、でも任せてください。お散歩は得意ですから」

夕美「ふふっ、なにそれ、藍子ちゃんのお散歩は趣味じゃなくて特技なのかな?」

藍子「そうかもしれませんね。他にこれといって取り柄もないですし」

夕美「私の特技は…お花に詳しい、かな?でもそんなのアイドルとしては役にたたないかな?」

藍子「そんな事ないと思いますけど…じゃあ、夕美ちゃん。あの花壇に咲いているお花の名前、分かりますか?」

夕美「シャクヤクでしょ、ボタン科だよ」

藍子「じゃあ花言葉は?」

夕美「うーん、はじらいとか謙遜だね」

藍子「じゃああっちのお花は?」

夕美「ボロニア・ピナータだね、花言葉は芳香とか心が和むとかだよ」

藍子「凄いですよ夕美ちゃん!これは立派な特技ですっ!」

夕美「えっ、そうかな?お花が好きなだけだよ」

藍子「私はお散歩していてお花を見ても、可愛いなあ、とか、きれいだな、くらいしか感じなかったんです。でも夕美ちゃんとお散歩するとお花の事がいっぱい知れてとっても楽しいです」

夕美「そうかな、そんなに言われるとなんだか照れちゃうな」

藍子「ううん、これは私も負けていられませんね。待ってて下さい、夕美ちゃん。特技、お散歩の実力をいま披露しますから」

夕美「えっ、藍子ちゃん?どこ行くの?」

藍子「むむむ、こっちです、この路地からナチュラルで…癒やしの…オーガニックな気配を感じます」

夕美「オーガニックな気配って何!?」

藍子「喩えるなら森です。森があるみたいな雰囲気です」

夕美「こんな街中に森があるの!?」

藍子「分かりません、けど行ってみましょう」

夕美「えっ、あッ、ちょっと藍子ちゃぁん、待ってぇ」


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