青年「蛍月夜の猩々参り」
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16: ◆XkFHc6ejAk[saga]
2018/07/23(月) 20:51:55.50 ID:2zAdGycV0
「覚えとるか、わしは昔アンタに会った事があるんや」

「わしが神を継ぐ前の話や」

「あの時わしは小猿でな、一緒に夕暮れまで遊んだんやで」

「だから今日アンタの気配を感じて、驚いたし……嬉しかった」

「もう会えんと思ってたからなあ」

「わしは神になった。アンタは大きくなった」

「もうガキの頃みたいに、何も考えんと……ただ純粋に遊ばれへんようになった」

「切ないよなあ」

「時が経つのはなあ、早いもんや」

「それでも、わしらは前に進んでいくしかないんやなあ」

「……ここらでええか。ほいしょっと」

「もう会う事は無いやろう」

「達者でな。青年」


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