めぐみん「私はカズマに節操を求めません」ダクネス「しかし、そうは言っても……」
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6:名無しNIPPER[sage]
2018/07/21(土) 21:40:46.30 ID:DaHGsbQ60
めぐみん「ダクネス、少々話があります」

ダクネス「なんだめぐみん。こんな夜更けに」

場面は変わりまして、その日の晩。
私はダクネスの部屋を訪れました。
ブラシを片手に迎え入れてくれました。
どうやら、髪を梳かしていたようです。
寝巻き姿ダクネスに、単刀直入に尋ねます。

めぐみん「ダクネスはカズマが好きですか?」

ダクネス「ぶっふぉっ!?」

反応は劇的でした。わかりやすいですね。
それまで淑女然としていたダクネスは盛大にむせ返り、何やら大慌てで言い訳を連ねます。

ダクネス「わ、私は別に、あの男のことなど……! からあげについては、めぐみんの誤解だ! 少々食べすぎかと思い、奴に恵んでやろうと思っただけで、深い意味はないというか……」

めぐみん「そんな言い訳が聞きたいのではありません。私たちは仲間ではありませんか。正直にありのままの本心を打ち明けてくださいよ」

なるべく、優しくダクネスを諭しました。
すると彼女は顔を真っ赤にして、頷きました。
どうやら、私の目に狂いはなかったようです。

めぐみん「カズマのことが好きですか?」

ダクネス「はぃ……好き、です」

ようやく、本心を打ち明けてくれたダクネス。
俯いて、サラサラの金髪が赤くなった表情を隠すその姿は、流石は良家のご令嬢といった美しさであり、悔しながら私もつい、ときめいてしまいました。恋する乙女は、本当に綺麗です。

私も彼から見てそう映っているのでしょうか?

ふと、そんなことに思いを馳せて。
同時に、対抗心が燃え上がります。
ダクネスよりも、良く映って欲しい。
私の方がかわいいと、綺麗だと思って欲しい。

そう思ってしまうのは、おかしいでしょうか?


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